ダイナミックプライシングについてファン目線から意見をしてみる。

観戦レポ

ダイナミックプライシングとは?

ダイナミックプライシングがスポーツに導入されたのもここ最近の話。

試合によってチケット価格が変わっているクラブがあるのをご存知だろうか?

5000円で購入できるチケットが、気づいたら1万円近くになっていた。
そんな経験をお持ちの方もいらっしゃると思う。

簡単にいうと、対戦相手によってチケットの値段変えますよ。って話
チケットを欲しい人が多い試合ほど、値段は上がるし。

逆に空席が目立ちそうな試合はチケット代が安くなるというような仕組み。

フットボールだけでなく、USJや日本を除くディズニーでも導入されている制度。

ホテルや航空券などはすでにダイナミックプライシングが定着しており、高いなと思っても、ここしか無いから仕方ないかと確保している状態だろう。

要は、儲けられる時に儲けておきましょうってこと。

では、早速。実際に行われている例を記載しよう。
FCバルセロナ直近2試合のチケット価格を比較してみる。




アラベス戦
レアル・マドリード戦

価格を見れば一目瞭然。通常の倍を超える金額が示されている。

メインスタンド2階 アラベス戦(159€)レアル・マドリード戦(479€)

まさにダイナミックな変動ぶりだ。
対戦相手によってここまで変動するのもダイナミックプライシング。

また、欧州のカップ戦になると露骨に値段が変わってきたりすることも多い。

ダイナミックプライシングとは、対戦相手のチームブランドによって値段が変わるとでも覚えていただくと簡単かもしれない。

もっと複雑な構造ではあるが、今回はカットする。


欧州で20試合観戦した筆者が観客目線のみでダイナミックプライシングを考える

今までに20試合以上観戦した私が思うダイナミックプライシング。

観客目線だけで考えると、負担がものすごく大きい。
欧州は日本より物価が高く、日本ほどチケットは安く無い。

しかし、毎試合100€を超えるチケットだと全試合観戦は厳しくなる。
現地人はすでに1階メインスタンドの高価な座席に行くことができなくなり

チケットの高騰によって、昔からのサポーターも端っこに追いやられてしまっている。またはスタジアムに行くことができなくなってしまっているそうだ。

このチケット高騰でスタジアムから失われたものがある。

それは、「熱量」だ。

スタジアムが静かになってしまったように感じるのだ。

チャントの歌えない観光客。スマホで動画ばかりの客。

メッシのゴールに歓喜し、メッシと喜んだサポーターは2人だけだった。
このような写真がスペインの新聞に掲載されたくらいスマホ動画をとる人ばかりだった。

現地の人はスマホで動画を撮ることは滅多にしないから、観光客とわかってしまうのだ。

チームへのサポートである声援が消えかかってしまっているのである。

その要因こそ、チケットの行き過ぎた値段設定だ。

こちらの記事を読むと、すでにチケット代が払えず追い出されてしまった長年のサポーターが存在する。

フットボール=人生の一部 そのような人の一部も奪ってしまっている。

現地で生まれ、現地でフットボールを毎週みに行ってスタジアムの雰囲気を作っていた人たちを追い出す。そして、お金のある人だけを受け入れる。

利益さえ上がればいい。それが果たしてフットボールなのだろうか。

スタジアムの雰囲気があるからこそ、みんなお金を払い
リスクのある転売で購入してまで駆けつけるのではないだろうか。

静まりかえったスタジアムでフットボール観戦はどう感じるだろう。
もちろん、プレーを見ることは楽しい。

しかし、静まりかえった会場で忘れられない思い出は作れるのだろうか。

実際に静まりかえったスタジアムで感じるのは、

チームは好き、フットボールもいい。でも…雰囲気が足りない。
練習試合なのかな。なんて思ったり。

6万人のスタジアムに3万人来客したより、2万人のスタジアムに1万8千人きた方が来場者は少なくとも人がいるだけの圧が出るのはわかるだろう。

やはりドルトムントやリヴァプールなどにみんなが行きたがる理由
それは、スタジアムに熱が充満し、雰囲気がいいからだろう。

この両スタジアムも値上げをした場合、雰囲気は維持できるのだろうか。
私は、できないと思う。

チケット代は上昇しても、地元の人々の給料は比例して上がるわけではない。
もしチケットが売れ残り始めれば、クラブは観光客誘致に力を入れる。

観光客スタジアムが出来上がってしまうに違いないだろう。
だからといって観光客を呼ぶことが完全な悪ではないとは思う…

しかし、現地の人を大切にできないクラブに果たして未来はあるのだろうか。

長所は、クラブの発展に寄与することではないだろうか。

ただ、完全にダイナミックプライシングが悪ではないことも覚えておこう。

日本だと、稼ぐことは悪という印象になりやすいがその考えがそもそも間違えている。稼がないと人もクラブも成り立たない。

稼ぐということ、つまりクラブの発展に繋がるわけでもある。
今までは来なかった有名プレーヤーを稼いだお金によって呼ぶことができる可能性もあるし、さらにスタジアムサービスがよくなる可能性もある。

チケットの売り上げが上昇し、クラブがCLに出れるまで成長する可能性だって多いにあると思う。

ダイナミックプライシングの恩恵をサービスとして受けることができることだってあるのだ。

だから私は思う。
ローカルは、範囲を狭めたプライシング。
ローカル以外はダイナミックプライシングを適用できれば一番いいのでは。

しかし、転売が後を立たないのでこういうことは根本的に無理な話だろう。

リヴァプールのようにL postcode 現地住民だけに一般発売は良い選択だろう。
£9のチケットを観光客に転売して生計を立てているようなクソ市民もいるようだが。

転売できないようにならないと如何にもこうにも始まらないことが多い。

収入を得て、より多くのプレーヤーが恵まれた環境でプレーするためにチームが利益を出すことも必要なのではある。そのことは覚えておいて欲しい。


ビッグクラブの商業化が加速。チケット収入も重視されるはず。


欧州のビッグクラブは、軒並み海外に利益を求めて動き出しているのが現状
だから、チケット代も海外観光客標準になりつつあると考えられそう。

商業化によってダイナミックプライシングが導入が進められたのもあるだろう。

投資家がクラブを買収することが多くなってしまったのが商業化の原因につながっているのか。

地元の人のためのフットボールではなく、投資家の利益のためのフットボール。
この色がどんどん強くなってきているように私は感じる。

ビッグクラブのスタンドほど、熱を失っている傾向があるのではないか。

プレミアリーグの半分以上のクラブがイングランド人の持ち物ではない。
これは何を意味するのか。

投資家がたくさん集まるということは、と考えるとヒントがありそうだ。


フットボールとは誰のものなのか。

サポーターは12番目の選手と昔はよく言われたもの
現在はそのフレーズを聞くことがかなり減ったと思う。

サポーターとクラブを繋ぐ架け橋となり、気持ちを1つにするものこそ
フットボールの役割だったのだと思う。

本来、誰のものでもなく架け橋であったあろうフットボール。

最近は、クラブの金儲け手段にしか感じられなくなってきてしまった。

これも商業化の影響なのだろう。

ただし、下部リーグいけば商業化の影響を受けていない場合が多く
サポーターとクラブを繋ぐフットボールをできている。

ビッグクラブとその他でフットボールというものが変わってきている気がする。

昔のサポーターとクラブの関係はこのようなものでなかったはずだ。 

本来の姿を見るのは1部リーグでは難しくなりつつあるのが残念だ。

スポーツをビジネスに!はもちろん悪くないことだ。

プロスポーツってファンあってこそ。この目線がすっ飛んで行ってることが多いのだ。現にマンチェスター・ユナイテッドなど顕著すぎるだろう。


商業化も悪くないが…バランスを取って欲しい

商業化は悪だ!一概にそういうつもりはない。
むしろ、安すぎる方が悪ではある。

お金を払わないのにサービスを受けたがる人は、関わりたくはないだろう。

一概には言えないが…安いということは、質の低下につながりやすい。

安いに関して、宿で例を出してみよう。
安い宿に泊まった時、このようなことが起きやすい。

安いドミトリーで実際にあった被害
現金を取られた、パスポートを盗まれた、金目のものが盗られた。

安いということは、このように人の質も落ちてしまうのも事実である。
高い宿でも起きないことはないが、頻度は確実に変わってくるはずだ。

私が言いたいのは全ての人を受け入れるのは違う。
地元の人と観光客のバランスをうまくとることが必要と感じる。

地元の人でもチケット代を払えている人はもちろんいるわけだ。
だから、完全なまでの熱を失っているわけではない。

価格と熱量のバランスをうまく調整できれば、必ずいい雰囲気は残せるはずだ。

クラブもサポーターも生き物だ。だから絶対に金が必要になる。
そのバランスをうまく取って、両者とも生きなければならないのだ。

だからこそ、ダイナミックプライシングをうまく活用し
サポーターもクラブも両者がうまく生きれるようにあってほしい。

両者が生存するために合理的な素晴らしいシステムだからこそ
フットボールを盛り上げるものとなればいいと思う。

これからもフットボールが熱く情熱的であることを祈っている。

やっぱり雰囲気は維持して欲しい。

フットボールってやっぱり、スタンドの雰囲気あってこそ。

熱くなれるし、応援に熱が入る。最後に絶対に必要なものは「熱のある雰囲気」

ブーイングが下手くそなスタジアム、拍手のタイミングが不揃いな応援

こんなの見ていても楽しくない。

やっぱり、クラブに大切にして欲しいのはフットボール熱。

熱を戻すために価格を下げるのは難しいが、なんとか熱が戻ってくれば

また、おもしろいフットーボールが山ほど観れるだろう。

そんな日を楽しみにしています。

サポーターはクラブにこう示して欲しい。

Jリーグでもダイナミックプライシングの導入が多くされている。

Twitterでよく見かける。「高すぎる!」「なぜ、この値段なのだ」

ダイナミックプライシングで急激に値段が高騰したのは驚くし、

怒りをあらわにするのは仕方ないと思う。

新しいことを始めるとそりゃ批判が集まるのは当たり前だからだ。


でも、クラブ側にはサポーターが上限いくらまで払えるのかというのが伝えわっていない気がする。

(もちろん、プロだからデータからいくらが妥当というのは出せるが…)

こういう声をあげればいいと思う。

一番だかい試合のメインスタンドなら1万円まで出せる。ゴール裏なら5000円超えないで欲しい。

予想以上にSNSでの声ってクラブに届いたりするもんだ。

大人チケットで3500円以上払えない人がそもそもプロスポーツをみに行くことなど考え難いので…

最低3500円〜1万円くらいの間でダイナミックプライシングなら許せる。とか

最低〇〇円で倍は厳しいけど、1.7倍ぐらいまでなら許せるかな。など

高い!アホか!というよりは、これぐらいがいいな〜。

そのような希望を伝えていって欲しい。

批判するだけじゃ始まらない。だから提案していこう。

全試合一緒の価格の時代はもう終わったのだ。

柔軟に流れに乗れないクラブの未来はあまり明るくなかったりする。

自分の応援するクラブの明るい未来のために、批判ではなく提案をSNSを活用してみてはいかがだろう。

#ダイナミックプライシング などハッシュタグつけてやってみてはどうだろう。


あとは、クラブ側が対戦相手にランク付けしたものをもっと明確に公表することがクラブの信頼にもつながるのでは無いだろうか。

サポーターとクラブの距離が今までよりも近く、納得した形でダイナミックプライシングが浸透しますように。


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