カンプノウ
FCバルセロナの本拠地。2024年に改修が完成し10万人超のスタジアムとなる。
チャンピオンズリーグ決勝も行われたことのあるスタジアムで、現マンチェスター・U監督のスールシャールはここで奇跡のゴールを決めた。
9万人以上入った試合の雰囲気は圧巻。
何かがかかった大事な試合で実施されるコレオは、大規模でとてるもない。
スタジアム全体的に傾斜が緩く、2階前方が一番みやすいかもしれない。
カンプノウへのアクセス方法
カンプノウへのアクセス方法は、2つの駅から可能。
最寄駅:Collblanc駅(L5,9,10),Les corts(L3)駅
Collblancがメインスタンド側、Les cortsがバックスタンド側利用がお勧め。
エルクラシコ
本来は、10/28に開催されるはずであったエルクラシコ。
しかし安全面の確保が難しいとのことから12/10に延期されることに。
10/28開催の時は、500€のチケットを確保していましたが…
流石に高すぎると我に返り、その半額ぐらいの座席に変更しました。
そして、今週延期分のエルクラシコに行ってきました…!
スタジアム周りは大混雑
私はスペイン広場の方にホテルを取っていたので歩いて行くことができる距離でしたが、電車に乗ったところ東京の満員電車を思い出すレベル。
また、クラシコの日はタクシーは降りる場所がなく避けた方が良いとのこと。
帰りは電車が満員なのはわかっていたので歩いて帰りました。
とにかく電車は満員です。行くなら少し早めに行った方が良いかも。
大規模デモが実施。入場できるのかドキドキ
12/10も大規模デモをカタルーニャ人が実施するとの予告が試合開催のかなり前から発表されていました。
エルクラシコと言えば、カタルーニャ対スペイン(カスティージャ)の対決なわけで、今回のデモはマドリードがくるということで実施されたのでしょう。
14時ごろに警察官に聞くと、6時までにきた方が良いかもね。
何が起こるかわからないって警察のミーティングで今日言われてるから。
結構厳戒態勢で開催されるんだなとこの話を聞いて思いました。
試合開催の6時間前はめちゃくちゃ穏やかな雰囲気のカンプノウでした。
そして、開門時間に合わせて行くと…
なんと入場に30分以上かかりました。
手荷物検査が厳重で、一人一人ゆっくりやっていたのでなかなか進まずキックオフ時間までに全員入れることは不可能だったと思います。
スタジアムに入場…!
この日の観客は、9万3千人。
平日20時のキックオフというのはなかなか現地の人からすると観戦に行きにくい時間なのかもしれない。
チケット代の高騰の影響か、近年売れ残ることが多くなったエルクラシコ
もう少しチケット代を下げないとスタジアムは埋まらなくなってしまうと思う。
選手入場…!壮大なコレオで選手を迎える…!
エルクラシコと言えば、バルサはコレオを必ず実施します。
今回は、文字は作らずに模様だったようです。
コレオは、メインスタンドを確保しないと何が描かれているかわかりません。笑
全体がバルサ・カタルーニャカラーで綺麗でしたよ…!
バルサのイムノの大合唱も迫力がすごく、選手は力になるでしょう。
コレオの一員になる経験は必ず思い出に残ります…!ぜひ行ってみてください。
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いざ、キックオフ…!ブーイングは凄かった。
レアル・マドリードがボールを持つととにかくブーイング。
試合をみにきているよりレアル・マドリードにブーイングしにきている感じ。笑
特にセルヒオラモスに対しては酷く、ピケが静止しても振り切るサポーターたち
ファールに対しての反応はこの日が一番早かったかも。
応援より、スペインと対話させろというでも参加者も多かった。
そして、結果は…久々のドロー。流石にゴールは欲しいが…
絶対に負けたくないライバルとの対戦には両チーム力が入るせいか90分が10分くらいに短縮されたように感じるくらい進みは早かった。
黄色いボールの雨。もはやサポーターじゃない。
アルトゥーロ・ビダル投入のタイミングで一時試合が中断したのを皆さん覚えてらっしゃるだろうか。
政治的な抗議という点で中継映像にはおそらく入らなかったであろう行為。
3階から2階から黄色いサッカーボールやらが山ほど降ってくる。
これもデモの一貫だとのこと。
また、当時配られた水色の紙もスペインへの抗議のもの。
スタジアム内でも抗議活動の2つが行われた。
率直な意見をすると、ボールを蹴り込み試合中断させる奴らなどサポーターでもない。スタジアム内に政治を持ち込むのは勝手だが、試合進行を止めるのは違うだろうと。
スペイン側がカタルーニャにしていることはもちろん賛同できるわけがないが…
今回の試合進行を妨げるボールの蹴り込みに対しては苛立ちを感じた。
後押しするはずのサポーターが応援するチーム邪魔をする。しかも集団で邪魔をすることなんてあって良いのだろうか。
歴史的背景から見ると、あれはやってもよいなどという意見もあるだろうが
なぜ、カタルーニャ代表として戦っているバルセロナに対して槍を投げるような行為を行ったのか。抗議の仕方が間違っているとしか思えなかった。
カタルーニャ人にしか、カタルーニャに対する気持ちはわからないが、あの行為はカタルーニャの人たちがどう思っているのかを知りたい。
帰り道に衝撃。警官ってここまでしていいの?
帰り道はもちろんスペイン警察主導でゲートへ誘導。
地元の警察ではなく、明らかに武装しているマドリード側の警察だろうと思いますが…
とある若者が警察車両をちょっと触っただけで、棍棒で一人が殴る。
それをみた他の警官も棍棒で殴りに行く。
なんで二発目必要なの…?平和な国に生まれた日本人だとそう思ってしまいますが、警察が暴力でしか止められない状況も知ることができました。
いまだ、スペインはこういう国家なのかとちょっと普段はみない闇を目撃した感じがします。
多分、日本が平和なだけなんですけど…。
何もしなければ襲われることはありませんから。スリとひったくりには気をつけて。
ハーフタイムにはいろいろなものが燃やされ、爆発音とかも凄かった。
無事、試合観戦できたのが幸せだったのかな。そう思うくらい殺伐とスタジアム外はしていたようです。
エルクラシコ観戦に行ってみて
チケット代は高く、スタンドは静かになったとはいえクラシコはクラシコだ!
行ってみないとわからないですが、クラシコはやはり特別な試合です。
全世界の人が見る、それくらい価値のある試合だと現地に行くとより思えました
試合展開が0-0だったので再度行くしかない…!次もクラシコは行きます。
やっぱり9万人入った試合というのはスタンドの反応も9万人分アクションが来るのでドワッとした感じが結構痺れます。
やっぱり、9万人入るような試合はスタンドの声援を背に感じるよう、前方の座席を確保するのが正義だ!と自分の中で思いました。
ビッグマッチでチケット代をケチるのはよくない。そう思いました!
ちゃんとお金を払えばそれなりの価値のある試合を見る権利があると。
クラシコ観戦に掛かった費用
- チケット代:291.5€
- T-10(10回券):10.20€
- 往復空港バス:10.20€
- ホテル代:37€
- 合計:348.9€
エルクラシコはチケット費用がかなりかかるので、300€超えは確実。
ホテルも今回はミッドウィーク開催だったので安く抑えられましたが…
本来もっと高騰するはず。今回のクラシコはかなり安価で抑えられたと思います
※T-10は2020年1月に終了する模様。
土日開催の場合は、これの1.5倍以上かかると思っても良いかも。
値段に変えられないものがクラシコにはありますよ…!
以上、エルクラシコ観戦レポでした。
皆様の観戦の参考になれば嬉しいです。
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エルクラシコの雰囲気を感じてみてください…!